2019-02-14 第198回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第2号
インドに対するODAでは、メトロや鉄道といった大規模インフラだけでなく、上下水道、保健、衛生といった基礎的社会サービスの支援も重視されています。今回の調査では、インドに対するODA全体を俯瞰するため、できる限り幅広い分野の案件を視察してきました。 最初に、保健分野の支援の必要性について申し上げます。
インドに対するODAでは、メトロや鉄道といった大規模インフラだけでなく、上下水道、保健、衛生といった基礎的社会サービスの支援も重視されています。今回の調査では、インドに対するODA全体を俯瞰するため、できる限り幅広い分野の案件を視察してきました。 最初に、保健分野の支援の必要性について申し上げます。
何といっても、やはり貧しい地域ですので、教育、衛生、保健といったようなことは絶対に必要ですけれども、同時に、ただサービスを提供すればいいと考えるのではなくて、先ほど言いましたように、SDGでも、一人一人の本当に役に立つ人間になれたかどうか、能力を身に付けることができたか、学校に行ったかということじゃなくて、そちらに焦点を当てるような基礎的社会サービスというのを考えたいと思います。
をどうしているかということでございますが、実は二〇〇三年にインド政府が、もう貧困国として、インドはそういうことに対しては内政干渉だと、認めてほしくないということで、我々としては、そういうインドの考え方もございますので、それを尊重しつつ、持続可能な開発目標達成の観点からも我々としては重要であると思って、貧困対策は重要であるというふうに認識をしておりますし、引き続き国際社会と、これ肝ですけれども、連携をして、そして保健衛生、教育など基礎的社会サービス
UNVは、本年一月、UNV戦略枠組み二〇一四—二〇一七を策定し、基礎的社会サービス、防災、平和構築、青少年、ユース等を重点分野に掲げました。これらは我が国が重視する課題とも共通をしております。 こうしたUNVにつきましては、ぜひ今後も協力関係は重視していかなければならないと思いますが、予算につきましては、御指摘のように、大幅な削減ということになっております。
特に、国土交通省では、国土審議会におきまして、基礎的社会サービスの提供が困難な地域の拡大の懸念が指摘されています。全国の市町村へのアンケートを見ておりますと、今後十年以内に集落消滅の危機感を持つ自治体は、集落消滅の可能性がある、そしてどちらとも言えない、これを二つ合わせますと、市町村の五〇%にも当たります。 集落の消滅は、地域コミュニティーの崩壊、耕作放棄地の増大、災害の増幅などを懸念させます。
構造調整計画のマイナスの影響はその不適切な計画と運用に起因しており、特に教育や保健分野には、基礎的社会サービスへの予算削減によって女性は不均衡に重い負担を負う状況が続いている。そして三十八番目の中でもやはり同じように、持続可能な開発や貧困撲滅を進める際の重大な障害の一つになっているという認識が広まっているという指摘がございます。